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黒曜石の魅力に関する考察

黒曜石(オブシディアン)という石は、いったいなぜこうも魅惑的なのか。

愛好家(マニア)の方々によって、それはさまざまであろう。

また、隠岐の黒曜石、神津島の黒曜石、十勝の黒曜石……等々、マニアたちの思いによって、支持する産地もさまざまであろう。

ここでは、マニアの一人である私の私見を述べたいと思う。

私の場合は、そもそも黒曜石とのご縁ができたキッカケが、出雲であった。

私は生まれと育ちが北海道の小樽であるが、そのルーツを辿ると、どうやら出雲、とりわけ隠岐であることがわかった。

祖先たちは、隠岐を治めていた一族にゆかりがあり、隠岐島に生きていたようである。

隠岐島というと、その名産のひとつに必ず名が挙がるのが黒曜石。写真でその美しい姿を見たとき、すぐに私は魅了された。強い願いというものは、本当に現実化するようで、まもなくあるご縁で、隠岐の黒曜石の原石を入手することができた。

衝撃であった。

およそこのように美しく気高い石があるのかと、私はその原石に見入った。

次に、今でも出雲では、黒曜石を加工して勾玉や神鏡、ブレスレットなどに加工する熟練した職人がいることを知り、ブレスレットを手に入れることができた。

驚いたのは、黒曜石のすさまじい人気であった。隠岐産として信頼できるお店の黒曜石商品は、ことごとく売り切れており、当初、あまりに入手困難なため、何度か諦めかけた。

が、ダメモトで問い合わせた出雲の老舗が、とても親切に対応してくれ、事態は急展開、ついに希望する黒曜石のブレスレットを手に入れることができたのだ。

信頼できるお店と出会えることは、幸いである。それがたしかな職人を抱えるお店であれば、なおさらである。

ともあれ、この一件のおかげで、私はいま心から気に入った黒曜石を肌身離さず身に着けることができでいる。

※一番上の写真にチラッと写っている青いブレスレットは、古墳期の古代ガラス。

 

私の場合は、出自や神話(出雲神話)から黒曜石の世界に入っていったので、特に隠岐の黒曜石に強い思い入れがあるのだが……

ご縁は、その後、北海道にも持つことができた。

いわゆる十勝石である。

生まれ育ったのが北海道ということもあり、北海道もまた日本有数の黒曜石産地であることは、うれしい限りである。

黒曜石製の剣が欲しくて探していたが、出雲のお店ではその扱いがなく、探していたところ、十勝の職人が非常に質の良い黒曜石を使ってよいものを造られていることを知った。

いつもそうなのだが、私は、極力、購入の際に直接お店ないし職人にコンタクトを取ることにしている。大切な製品を扱い、あるいは造る人の様子を、なるべく知りたいからである。

十勝の場合も、確かな、信頼できる方であった。

ここで購入した黒曜石の剣も、私の愛用品の一つとなっている。

 

……とまぁ、個人的な独断で好みを書いたが、実のところ、神津島の黒曜石も、霧ヶ峰の黒曜石も、腰岳産も姫島産も、産地を問わず黒曜石なら分け隔てなく好きなのである。

まだご縁がなくて手元にないだけで、そのうちご縁ができて手にする日もきっと来ると、何となく感じている。

黒曜石は、旧石器時代から縄文時代、太古の人々が愛した石である。

そのあたりも魅力の理由であり、いずれの黒曜石にも共通する歴史である。

神々とともに生きていた古代人たちの息吹が、この石からは伝わってくる。

黒曜石をきっかけに、いま、縄文人の思想を調べている。

調べれば調べるほど、縄文人の思想は、現代にこそ必要な思想であると感じる。

現代人の多くが石に惹かれ、石を求める風潮は、直感的に縄文の感覚を現代人が思い出してきていることを物語っているように思えるのである。

この話は、また別の機会に書こうと思う。

 

 


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